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Cursorのルールファイル仕様——.cursor/rulesの書き方と使い分け
"Cursorはプロジェクト内のルールファイルを読んでAgentの動きを制御できます。.cursor/rules/の仕様・スコープ設定・token節約の考え方を初心者向けにコード例つきで解説します。"
Cursorに毎回「TypeScriptで書いて」「コメントは日本語で」と伝えていませんか。
それ、ルールファイルに書いておけば自動で適用されます。
この記事の結論
.cursor/rules/にルールファイルを置くと、Agent・Chatに自動で指示が反映される- ルールは「常に適用」「特定パスだけ」などスコープで絞れる
- ルールを増やしすぎると token 消費が増えるため、要点だけに絞るのが基本
ルールファイルとは何か
Cursor のルールファイルは、プロジェクトごとの「前提指示」をまとめたテキストファイルです。チャットを新規作成するたびに同じ前提を貼り直す必要がなくなります。
読み込まれるファイルの主な場所は次のとおりです(執筆時点)。
| ファイル・ディレクトリ | 役割 |
|---|---|
.cursor/rules/ 配下の .mdc ファイル | Cursor推奨の置き場所。スコープを細かく設定できる |
プロジェクトルートの AGENTS.md | Cursor・Claude Code など複数ツールが参照する共通ルール |
プロジェクトルートの CLAUDE.md | Claude Code が優先的に参照するルール |
ToolArc では AGENTS.md をルートに置き、サイト全体の制約(禁止表現・収益導線のルール)をまとめています。Cursor 固有の細かい指示は .cursor/rules/ に分けて管理するとすっきりします。
.cursor/rules/ の基本的な書き方
.cursor/rules/ 配下に .mdc 形式(Markdown拡張)でファイルを作ります。
project-root/
└── .cursor/
└── rules/
├── general.mdc ← プロジェクト全体に適用
└── blog-articles.mdc ← 記事ファイルにだけ適用
ファイルの先頭にフロントマターでスコープを設定します。
---
description: "ブログ記事作成時の共通ルール"
globs:
- "content/blog/**/*.md"
alwaysApply: false
---
## 記事生成ルール
- 文体は「です・ます調」、一人称は「筆者」
- 見出しは H2 を最大 5 つまで
- コードブロックには必ず言語を指定する
- 断定は根拠がある場合のみ。不確かな点は「〜の可能性」と書く
globs に対象パスを書くと、そのファイルを編集・参照するときだけルールが読み込まれます。alwaysApply: true にすると常時適用されます。
スコープの使い分け
| 設定 | 使う場面 |
|---|---|
alwaysApply: true | 言語・フレームワーク・コメント言語など、プロジェクト全体に必ず守らせたいルール |
globs で絞る | 記事用・APIルート用など、ファイル種別で指示を変えたい場合 |
alwaysApply: false(手動で参照) | 使う頻度が低い、または状況によって変わる指示 |
常時適用のルールは token を常に消費します。「とりあえず全部 alwaysApply: true」にすると、1チャットあたりの消費 token が増えて無料枠を早く使い切る原因になります。
token 節約のための3原則
- 1ファイルに詰め込まない: 記事用・実装用・デプロイ用など役割で分割する
- 重複を排除する:
AGENTS.mdに書いたことを.cursor/rules/に再度書かない - 常時適用は最小限に: プロジェクト全体に必要なルールだけを
alwaysApply: trueにする
変更後の確認手順
ルールを追加・編集したあとは、必ず新規チャットで動作確認します。既存チャットは変更前のルールをキャッシュしている場合があります。
確認用の短い依頼例:
「このファイルにコメントを1行追加して(content/blog/test.md)」
→ 文体・形式がルールどおりになっているか確認する
問題がなければ通常の作業チャットに移ります。
確認チェックリスト
-
.cursor/rules/ディレクトリが存在するか - Cursor Settings → Rules で適用中のルールが表示されているか
- 記事生成用・実装用でファイルを分けているか
-
AGENTS.mdとの内容が重複していないか - 変更後に新規チャットで動作確認したか
まとめ
.cursor/rules/にルールを書いておくと、毎回の前提説明が不要になる- スコープを
globsで絞ると、余分な token 消費を抑えられる - ルールの増やしすぎは逆効果。役割ごとにファイルを分け、重複を排除する
Cursor の token 消費全体の考え方や無料版の制限は、以下の記事もあわせてどうぞ。
→ Cursor無料版はどこまで使える?
→ Cursor で token を消費しやすいタスクと対策
→ Cursor 無料版 Tips まとめ
本記事は2026年5月時点の Cursor の仕様をもとにしています。ルールファイルの読み込み仕様はアップデートで変わる場合があります。最新情報は Cursor 公式ドキュメント をあわせてご確認ください。