VS CodeのMCP設定|mcp.jsonの置き場所と追加後の確認
VS CodeでMCPを追加する人向けに、拡張ギャラリーとmcp.jsonの二系統、ワークスペースとユーザー設定の置き場所、serversキーとmcpServersの違い、追加後の登録・呼び出し・権限確認までを一つの流れで丁寧に整理します。
- MCP
- VS Code
- GitHub Copilot
- mcp.json
- 設定
- 他1
VS CodeでMCPサーバーを足したいとき、拡張機能のギャラリーから入れるのか、設定ファイルを手で書くのかで迷いやすいです。CursorのmcpServersキーをそのまま貼っても動かない、というつまずきも起きがちです。
本記事では、VS Code側の追加経路、.vscode/mcp.jsonとユーザー設定の違い、追加後に確認すべき段階までを整理します。
今日の結論
- VS CodeのMCPは、GitHub CopilotのAgent連携を前提に組み込まれており、専用の「MCP拡張を別途入れる」というより、設定と確認の流れを押さえることが中心です。
- 追加経路は、拡張ビューの
@mcpギャラリー、コマンドパレットの「MCP: Add Server」、mcp.jsonの直接編集の3つがあります。- ワークスペースは
.vscode/mcp.json、横断は「MCP: Open User Configuration」です。キー名はserversで、Cursor等のmcpServersとは異なります。- 追加後は「一覧に出ているか」「信頼して起動できたか」「チャット(Agent)からツールを呼べるか」を分けて確認します。
- Cursor/Claude向けの手順記事とはClientが違うため、設定ファイルをそのまま共有しない方が安全です。
本記事は、筆者が公式ドキュメントを確認した内容をもとに整理しています。掲載した画面名や操作の流れは実機未確認です。バージョン差で表示が違う場合は、公式ドキュメントの現行案内を優先してください。
追加の入口を3つに分けて選ぶ
VS CodeでMCPサーバーを足す主な入口は次の3つです。いずれも最終的には設定ファイルか、同等の登録情報に着地します。
| 入口 | 向いている場面 | 公式の入口 |
|---|---|---|
拡張ビューで@mcp検索 | ギャラリー掲載サーバーを手早く入れる | Add and manage MCP servers |
| コマンドパレット「MCP: Add Server」 | 対話式でWorkspace/Globalを選んで追加する | 同上 |
mcp.jsonを直接編集 | チーム共有や差分レビューをしたい | MCP configuration reference |
ギャラリーから入れる場合、ユーザープロファイルへ入れるか、ワークスペースへ入れるかを選べます。ワークスペース側を選ぶと、プロジェクトの.vscode/mcp.jsonが更新される想定です。画面のラベルはバージョンで変わることがあるため、見当たらないときはコマンドパレットの「MCP:」系コマンドを先に探すと早いです。
Cursor側の設定だけを知りたい場合は、CursorのMCP設定へ進んでください。本記事はVS Code側に限定します。
ワークスペースとユーザー設定の置き場所を決める
手で書く場合の置き場所は、大きく2つです。
| 置き場所 | パス/開き方 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ワークスペース | プロジェクトの.vscode/mcp.json | リポジトリで共有したいサーバー |
| ユーザー | 「MCP: Open User Configuration」で開くプロファイル側 | 全ワークスペースで使う常用サーバー |
VS Codeの設定例では、トップレベルにserversオブジェクトを置きます。ローカル起動はcommandとargs、リモートはtypeとurl(必要なら認証ヘッダー)という大枠です。次は構造確認用の最小例です。接続情報としては使えません。
{
"servers": {
"local-example": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "mcp-server"]
},
"remote-example": {
"type": "http",
"url": "https://example.invalid/mcp"
}
}
}
いちばん多いつまずきは、CursorやClaude Desktop向けのmcpServersキーをそのまま貼ることです。VS Code側はserversです。キー名が違うと一覧に出ない/起動しない、という症状になりやすいので、Clientごとに書き分ける前提で扱ってください。共通のJSON作法はmcp.jsonの書き方ガイドも参照できますが、キー名の差は本記事の注意が優先です。
秘密値は直書きせず、公式が案内するinput変数や環境変数参照を使います。トークンをリポジトリにコミットしない、が最低ラインです。
追加後に認識・起動・呼び出しを分けて確認する
保存しただけでは「使える」とは限りません。確認は次の段階に分けると切り分けやすいです。
- 登録の確認: 「MCP: List Servers」などで対象が表示されるか見る。無い場合は保存先とキー名(
servers)を疑う。 - 信頼と起動: 初回は信頼確認が出ることがあります。公式手順に沿い、起動や再読み込みを行う。
- 呼び出しの確認: Copilot ChatをAgentモード側にしたうえで、ツール一覧や実際の依頼で呼べるかを見る。GitHub DocsのCopilot×MCPもあわせて確認すると安全です。
- 権限の見直し: 不要に広い権限や、用途不明のServerを常時許可していないかを一度見直す。
「一覧にある」と「チャットから呼べる」は別問題です。途中で止まったら、登録→起動→呼び出しのどこかを切り分けてください。
止まったら隣記事と公式へ戻る
| 症状 | 次に確認すること |
|---|---|
| キー名や構文で止まる | 本記事のservers注意/mcp.jsonの書き方 |
| Cursorの設定を流用して動かない | CursorのMCP設定と比較し、Client差分を確認 |
| 接続方式(stdio/HTTP)で迷う | MCPのstdioとSSE |
| GitHub公式Serverを入れたい | GitHub MCP Serverの設定 |
| どのServerから試すか迷う | おすすめMCP Server一覧 |
シリーズ全体の入口はMCPガイドから辿れます。
よくある質問(FAQ)
Q1. VS Codeに「MCP専用拡張」を別途入れる必要がありますか?
公式案内では、MCPはVS Code側の機能として扱われ、ギャラリーの@mcpや設定ファイルから追加する流れが中心です。画面や前提はバージョンで変わるため、重要判断は公式ドキュメントを優先してください。
Q2. Cursorのmcp.jsonをそのままコピーしてよいですか?
おすすめしません。キー名(mcpServersとservers)やパス、承認の流れがClientごとに違います。流用するなら構造を見比べ、VS Code用に書き直してください。
Q3. ワークスペースとユーザー、どちらに書くべきですか?
チームで同じServerを共有したいならワークスペース、個人の常用だけならユーザー、が分かりやすいです。両方ある場合の優先は公式の現行説明を確認してください。
まとめ
VS CodeのMCPは、「どこに書くか」「キー名はserversか」「登録と呼び出しを分けて確認したか」の三点で迷いが減ります。まずはギャラリーか「MCP: Add Server」で1本足し、一覧とチャット呼び出しまで通すのが近道です。
次の一歩:
- GitHub公式Serverを入れる → GitHub MCP Serverの設定
- どのServerから試すか決める → おすすめMCP Server一覧
- シリーズ入口に戻る → MCPガイド
本記事の内容は執筆時点(2026-09-16)の情報に基づきます。公式ドキュメントを参照して整理していますが、掲載した手順の実機動作は確認していません。設定画面の名称やファイルパス、承認の挙動はバージョンによって変わる可能性があります。接続の成功や安全性を保証するものではなく、重要な判断は公式ドキュメントで確認してください。