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AIの文体ズレはcontextの部分再貼りで直す【Claude実務Tips】
"長い会話でClaudeの文体や禁止表現がズレたとき、3ファイル全部を再投入するより writing-rules の該当セクションだけを再貼りするほうが効率的です。判断基準と手順を解説します。"
Claude に writing-rules.md を読ませて記事を書いていたのに、会話が長くなるにつれて「私」が混じる、禁止のはずの断定表現が出てくる——そんな経験はないでしょうか。
原因と対処法は決まっています。毎回3ファイルを丸ごと再投入しなくても、該当セクションだけを再貼りするほうがコストが低く、実務に向きやすいです。
この記事の結論
- 長い会話では先頭指示の影響が弱まり、文体や禁止表現がズレやすい
- 3ファイル全部を再貼りするより、
writing-rules.mdの該当セクションだけを再貼りするほうがコストが低い- 改善しなければ新規チャットで3ファイルを再投入する
- 改善パターンは
prompts.mdにメモしておくと次回に活かせる
なぜ長い会話で指示がズレるのか
AI は会話全体のトークン(token・処理単位)を参照しながら応答を生成します。会話が長くなると、先頭に貼った指示よりも直近のやり取りの影響が相対的に強くなる傾向があります。
結果として、最初に読ませた writing-rules.md のルールが薄れ、文体のズレや禁止表現の混入が起きやすくなります。これは Claude・ChatGPT いずれでも起こりうる挙動です(執筆時点)。
該当セクションだけ再貼りする手順
ステップ 1: ズレを検知する
出力を読んで、次のようなズレがないかを確認します。
- 一人称が「私」「当サイト」になっている(正: 「筆者」)
- 「絶対」「必ず成功」などの禁止表現が混じっている
- 断定口調になっている(不確かな点は「〜の可能性」と書くルール)
ステップ 2: writing-rules.md の該当見出しだけをコピーする
たとえば文体のズレなら「文体・トーン」セクション、禁止表現なら「禁止表現・注意」セクションだけをコピーします。3ファイル全体を再貼りする必要はありません。
(コピーする範囲の例)
## 文体・トーン
- **です・ます調**、平易な日本語
- 一人称: **「筆者」**(「私」「当サイト」は使わない)
...
ステップ 3: 同じ会話内で再出力を依頼する
貼り付けたセクションと一緒に、次のように依頼します。
このルールを厳守して、先ほどの出力を再出力してください。
同じ会話を続けることで、直前の文脈を引き継いだまま修正できます。
ステップ 4: 改善パターンをメモする(任意)
直った場合は、どのセクションを再貼りしたかを prompts.md などにメモしておきます。同じズレが再発したとき、すぐに対処できるようになります。
新規チャットに切り替えるタイミング
| 状況 | 対処 |
|---|---|
| 特定のセクションを再貼りしたら直った | 同じ会話を継続 |
| 再貼りしても改善しない | 新規チャットで3ファイル全部を再投入 |
| 会話が極端に長くなっている | 新規チャットに切り替えて仕切り直し |
新規チャットでは context.md・writing-rules.md・project-context.md の3ファイルを先頭に添付してから作業を始めます。
まとめ
- 長い会話では先頭指示の影響が弱まるため、文体ズレは避けにくい
- 対処は「ズレを検知 → 該当セクションだけ再貼り → 再出力依頼」の3ステップ
- 改善しなければ新規チャットで3ファイルを再投入する
Claude と Obsidian を組み合わせた記事制作ワークフロー全体は、Claude × Obsidian 運用ガイド(Hub 記事)で解説しています。
本記事は執筆時点(2026-05-30)の情報に基づいています。Claude・ChatGPT の仕様は変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式ドキュメントでご確認ください。