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git commit -m のスペースを間違えるとコミットが空になりPRに差分が出ない

"「git commit -m」の-とmの間にスペースを入れてしまうとコミットが失敗し、ステージだけが残った状態になります。気づかずpushすると差分ゼロでPRが作れない現象が起きるため、原因の見分け方と再発防止のチェックリストをGit初心者向けに手順つきでまとめました。"

「変更をコミットしてpushしたのに、GitHub側でPRに差分が出ない」——こうした現象に遭遇すると、原因がpush側にあるのかGitHub側にあるのか分からず戸惑ってしまいます。

筆者もCursorでの作業中に同じ状況になり、原因を切り分けたところ、git commit -m のタイプミスが発端でした。この記事では、その症状と原因、再発を防ぐための確認手順をまとめます。

今日の結論

  • git commit - m のように -m の間にスペースを入れると、コミットが失敗する
  • 失敗してもステージ済みの変更は残るため、コミットできたと勘違いしやすい
  • その状態でpushすると Total 0 (delta 0) となり、リモートに差分コミットが届かない
  • GitHubはpushだけではPRを自動作成しないため、差分ゼロのままではレビューできる内容が存在しない

何が起きたか(症状)

作業の流れを整理すると、次のようになります。

  • 変更をコミットしたつもりで git commit -m "メッセージ" を実行した
  • 実際には -m の間にスペースが入っており、コミットが作成されていなかった
  • ステージ済みの変更(git add 済みのファイル)はそのまま残っていた
  • 気づかずpushすると、ターミナルに Total 0 (delta 0) と表示された
  • GitHub側でPRを作成しても、mainとの差分が0件でレビューできる内容がなかった

ターミナルの出力を流し見していると、この時点で異常に気づきにくいのが厄介な点です。

原因(なぜ空PRになるのか)

  • git commit -m "メッセージ" は正しいオプション指定です
  • -m の間にスペースを入れると、gitはこれを1つのオプションとして解釈できず、コミットがエラーで失敗します(表示されるエラーメッセージは実行環境によって異なる可能性があります)
  • エラーメッセージが出ていても、ターミナルの出力を見落とすとコミットが成功したと思い込みやすい
  • git add でステージされた変更はエラー後もそのまま残るため、「変更はしたのにコミットされていない」状態に気づきにくい
  • push自体はエラーにならず実行できてしまうため、差分がないことに気づくタイミングが遅れる

正しいコミットの作り方(手順)

  1. コミット前に git status で「Changes to be committed」の内容を確認する
  2. 正しい形式 git commit -m "メッセージ" で再コミットする(-m の前後にスペースを入れない)
  3. git log -1 でコミットが実際に作成されたことを確認する
  4. git push 後、ローカルブランチがリモートより ahead になっていることを確認する
  5. 差分があることを確認してから gh pr create またはGitHub UIでPRを作成する
# 1. ステージ内容を確認
git status

# 2. 正しい形式でコミット(-m の前後にスペースを入れない)
git commit -m "fix: ○○を修正"

# 3. コミットが作成されたか確認
git log -1

# 4. push後、ahead コミットがあるか確認
git push
git status

再発防止のチェックリスト

#確認タイミング確認内容
1コミット前git status でステージ内容が意図通りか
2コミット直後git log -1 で直前のコミットが作成されているか
3push前コミットメッセージのオプション(-m)にタイプミスがないか
4push後ローカルがリモートより ahead になっているか
5PR作成前mainとの差分が0件になっていないか

push前の確認習慣は「GitHub push前の確認ポイント5つ【git statusを最初に習慣化する】」でも詳しく解説しています。あわせて確認しておくと、今回のような空コミットにも早い段階で気づけます。

まとめ・次に読む

git commit -m のスペースミスは、コミットがエラーで失敗しているにもかかわらずステージ内容が残るため、見た目上は「作業した」状態のまま次の工程に進んでしまいがちです。push前の git status 確認と、push後の差分チェックを習慣にしておくことで、空PRの作成を防げます。

Cursor Agentなど自動実行環境でPR作成まで依頼する場合は、「Cursor AgentにPR作成を依頼するなら--fillオプションが確実」も参考になります。


免責: 本記事は2026年7月時点のGit・GitHubの動作をもとに執筆しています。エラーメッセージの表示内容やgitのバージョンによる挙動差はご自身の環境でも確認してください。最新情報はGit公式ドキュメントをご確認ください。