ブログ記事
- npm run build
- Next.js
- Vercel
- ビルドエラー
- デプロイ
- 開発Tips
npm run buildを毎回実行する理由|本番ビルド落ちを防ぐ
"Next.jsで開発していると、ローカルの動作確認だけでpushして、Vercelの本番ビルドで初めて型エラーに気づくことがあります。本記事ではnpm run buildを毎回実行すべき理由と、失敗時の確認手順を実務ログをもとに解説します。"
「ローカルではnpm run devで問題なく動いていたのに、pushしたらVercelのビルドが失敗した」——こうした経験がある方は少なくないはずです。筆者自身もtoolarc.jpの運用で、開発サーバーでは気づかなかった型エラーが、本番ビルドの段階で初めて表面化したことが何度もありました。
原因の多くは、npm run dev(開発サーバー)とnpm run build(本番ビルド)でチェックの厳しさが異なることにあります。この記事では、pushする前にnpm run buildを毎回実行すべき理由と、エラーが出たときの確認手順を1分で分かる形にまとめます。
今日の結論
npm run devで問題なく動いていても、npm run buildでエラーが出ることがあります- 原因の多くは型エラーやESLintエラーで、開発サーバーでは警告どまりになりやすいためです
- pushする前にローカルで
npm run buildを実行しておくと、Vercelでの失敗や公開後の修正戻りを減らせます- エラーが出たら、最初の数行と該当ファイルパスを確認すると原因を切り分けやすくなります
なぜローカルでは問題なくても本番ビルドで落ちるのか
npm run devは開発中の使い勝手を優先しており、型エラーがあってもブラウザ上にエラーオーバーレイを出しつつ動作を続けることがあります。一方npm run buildは本番向けの厳格なチェックを行うため、TypeScriptの型エラーがあるとビルド自体が失敗します。
ESLintの扱いはNext.jsのバージョンによって変わる可能性があります。執筆時点では、Next.js 16以降はnext buildが自動でLintを実行しなくなる方向性が示されており、next lintコマンド自体も廃止が進んでいます。利用しているNext.jsのバージョンでLintがビルドに含まれるかどうかは、公式ドキュメントで確認することをおすすめします。
また、CursorなどのAIツールでコードを生成した場合、エディタ上の型チェックとビルド時の型チェックが完全に一致しないケースもあります。AIが生成したコードだからこそ、pushする前のnpm run buildが最後の確認役になります。
npm run buildを実行する手順
- 変更が一区切りついたらターミナルを開きます
npm run buildを実行します- エラーが出たら、最初の数行と該当ファイルパスを確認します
- 修正したら、もう一度
npm run buildを実行します - 成功したことを確認してから、commit / pushに進みます
ビルドが失敗したときの確認ポイント
エラーメッセージが長く表示されて戸惑うこともありますが、まずは先頭の数行に注目すれば十分です。多くの場合、エラー種別(Type errorかLint errorか)とファイルパスさえ分かれば、修正の見当がつきます。
環境変数の設定漏れが原因になることもあります。ローカルの.env.localでは動いていても、Vercel側に同じ環境変数が設定されていないと、ビルドやデプロイ後の挙動がずれることがあるため、あわせて確認しておくと安心です。
チェックリスト:pushする前に確認したいこと
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| エラー種別 | Type errorかESLint errorかを見分ける |
| ファイルパス | エラーメッセージ内のファイル名と行番号を特定する |
| 環境変数 | ローカルの.env.localとVercel側の設定に差がないか |
| import / exportの記述 | パスの誤りやdefault exportの有無 |
| 再実行 | 修正後にもう一度npm run buildを実行して成功を確認する |
まとめ・次に読む
npm run buildをpush前に実行する習慣は、地味に見えても公開後の手戻りを減らす効果があります。関連して、pushのタイミングや本番ビルドの確認範囲についてさらに知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
- pushする前にnpm run buildを実行する理由
- npm run buildのHTTP200・サイトマップ・OG画像フォールバック確認
- 同日公開:Obsidianで✅を入力する方法|絵文字パネルで簡単入力
- 同日公開:create-next-appを現在フォルダへ直接作成する方法
- 同日公開:AIブログ記事の作り方|source.md→Claude初稿→Cursor公開
Next.jsやVercelのビルド挙動は、バージョンやプロジェクト構成によって変わることがあります。本記事は執筆時点(2026-07-01)の情報に基づいています。重要な判断をする際は、Next.js公式ドキュメントやVercelの公式ヘルプもあわせてご確認ください。