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Obsidian daily notesを書かない日が続いて、記事が作れなくなった
Obsidian daily notesを書かない日が続き、AI記事制作で「思い出せない問題」が発生。小さい作業・感情・エラーまで記録するように改善したdaily notes運用をまとめました。
AI記事制作を始めてしばらく経った頃、気づいたことがある。
Obsidian daily notesは、日付ごとにメモを残していく機能だ。
「素材がない日は、記事が作れない」
当たり前に聞こえるかもしれない。でも当時の自分は、それを完全に見落としていた。
daily notesを書かない日が増えていた
最初のころ、作業の中心は ChatGPT や Cursor だった。
AIとの対話に夢中になるあまり、Obsidianへ戻る習慣が薄れていった。daily notesを書かない日が、少しずつ増えていった。
「今日は小さい作業しかしてないから、記録しなくていいか」
そう思っていた。
でも実際には、その"小さい作業"の中にこそ、後から記事になる重要な情報が大量に含まれていた。
後から記事化できなくなった
問題が起きたのは、記事を書こうとした時だった。
- 何をしたのか
- どこで詰まったのか
- なぜ設計を変えたのか
- どうやって解決したのか
- その時に何を感じたか
これらがまったく思い出せない。
AIとの対話ログは残っている。けれど、それは「出力ログ」であって、「自分の判断ログ」ではなかった。
- なぜその設計を選んだか
- どこで迷ったか
- 何にストレスを感じたか
- どういう試行錯誤をしたか
こうした"思考の流れ"は、自分で記録しなければ残らない。
記事の核になるのは、ツールの説明だけではない。
「なぜそうしたのか」という人間側の体験だった。
何が原因だったか
振り返ると、2つの思い込みがあった。
1. 「小さい作業は記録しなくていい」という思い込み
エラーを直した。プロンプトを少し修正した。ファイルを整理した。記事構成を少し変えた。
当時は「こんなのは記事にならない」と思っていた。
でも実際には、その小さい積み重ねこそが、
- なぜ設計を変えたか
- なぜ詰まったか
- なぜ改善したか
という文脈を作っていた。
2. 「AIとの対話が記録になっている」という思い込み
これはかなり大きかった。
ChatGPT や Claude の履歴は大量に残っている。でも、それは「AIとの会話」であって、「自分の思考ログ」ではなかった。
AIとの対話履歴を見返しても、
- どこで迷ったか
- なぜその質問をしたか
- なぜ設計を変えたか
までは復元できない。
daily notesを書いていなかった期間は、「何を考えていたか」が完全に抜け落ちていた。
Obsidian daily notes運用を変えた
これは単なる日記ではなく、「Obsidian daily notes運用」そのものを改善した話だった。
そこで、daily notesに残す内容を大きく変えた。
以前は「今日やったこと(大きめの作業)」しか書いていなかった。それを、
- 小さい作業
- エラー内容と解決方法
- AIへ投げた質問
- 詰まった箇所
- 判断理由
- 感情・気づき
まで含めるようにした。
いわゆる「作業ログ」ではなく、“後から記事や改善に再利用できるメモ”としてdaily notesを書くようになった。
実際のdaily notesの使用例
実際のdaily notes。「今日やること」のチェックリストから、GA4イベント実装・spoke記事制作まで、その日の作業と判断をまとめて記録している。
たとえば「サイト改善(記事の分割など)」という項目では、
- どの記事をどう分割するか
- 親記事と子記事をどう設計するか
- source.mdをどう修正するか
- Claudeへ何を質問したか
- SEO的に何が重要か
まで含めて記録している。
daily notes段階で、親記事とspoke記事の構造まで設計していた。「長文が悪いのではなく、派生記事がないことが問題」という気づきもこの時点でメモしている。
実際には、記事構造の草案レベルからdaily notesへ残していた。「親記事は削らない」「長文が悪いのではなく、章分割と内部リンク不足が問題」といった設計思想までメモしていたため、後からsource.mdへ整理しやすかった。
こうした"判断理由"まで残しておくと、単なる作業ログではなく、記事の素材として再利用しやすくなる。
実際のdaily notesテンプレート
小さいエラーや感情まで含めてdaily notesへ残している。copy_codeイベントのデバッグ経緯や、解決に至るまでの思考がそのまま記録されている。
現在は、だいたい以下のような粒度で記録している。
## 今日やったこと
- GTMイベント設定
- article_share 実装
- source.md 修正
## 詰まったこと
- dataLayer が undefined
- DebugView に出ない
## AIへの質問
- GTMのevent命名規則
- page_view設計
- 記事分割のSEO影響
## 気づき
- 小さいエラーほど後で記事ネタになる
- 長文が悪いのではなく内部リンク不足が問題
## 感情
- 半日溶けてかなり疲れた
- でもworkflowはかなり整理できてきた
ポイントは、「綺麗にまとめようとしない」ことだった。あとから記事に使えそうな素材を、とにかく残す。それくらいの感覚のほうが続けやすい。
daily notes → source.md → 記事
Vault内のフォルダ構成。daily notes・drafts・source・screenshotsが整理されており、daily notesが記事制作workflowの起点になっている。
今のworkflowでは、
daily notes
↓
source.md
↓
Claude記事生成
↓
captions.md
↓
SNS/SEO運用
という流れで記事を作っている。
daily notesは、その一番上にある「素材置き場」だった。
完成した記事だけを見ると、最初から綺麗に設計できたように見える。でも実際には、「この記事は分割したほうがいいか?」「親記事は削るべきか?」「SEO的に内部リンクをどう張るか?」みたいな試行錯誤を大量にしている。
daily notesには、その"完成前の思考"が残る。
運用を変えてから変わったこと
「split」で検索すると、記事分割に関する思考の変遷が日付をまたいで119件ヒットする。daily notesが残っていると、「いつ・なぜ改善したか」を後から追いやすい。
daily notesを残すようになってから、Obsidian daily notes運用そのものがかなり変わった。
単なる日記ではなく、
- workflow改善ログ
- AI記事制作メモ
- SEO改善履歴
- 個人開発の思考ログ
として機能するようになった。
記事化しやすくなった
「あの日何をしたか」を探す必要がなくなった。daily notesを開けば、作業・詰まり・判断・感情まで含めて流れが見える。source.mdへの転記もかなり楽になった。
感情を書きやすくなった
毎日書く習慣がつくと、「焦った」「面倒だった」「詰まった」「疲れた」みたいな感情も残しやすくなる。こういう感情は、後から記事にした時の「温度感」になる。AI生成だけでは出しにくい、人間っぽさの部分だった。
workflow改善を振り返りやすくなった
daily notesが残っていると、「先週はこうしていた」「今はこう変えた」「なぜ変えた」が見えるようになる。改善履歴が残ると、次の改善もやりやすい。
AI時代でも「素材整理」は人間の仕事だった
Obsidian・Claude・Cursor・実装画面を同時に開いた作業環境。AIが記事を生成しても、その素材を残すのは人間側の役割だった。
結局、実感したのはかなりシンプルなことだった。
AIは、素材を記事にする力を持っている。でも、その素材を集めるのは人間側の仕事だった。
daily notesを書かない日があると、その日の体験は消える。小さい作業・エラー・判断・感情・試行錯誤——記録しなければ、存在しなかったのと同じになる。
AI記事制作に限らず、個人開発・学習ログ・SEO改善・workflow改善でも同じだと思う。後から振り返れる記録を残すこと。それは、どれだけAIが進化しても、人間側がやるべき習慣だと感じた。
まとめ
- daily notesを書かない日が続き、後から記事化できなくなった
- AIとの対話ログは「思考ログ」ではなかった
- 小さい作業・判断・感情まで記録するようにした
- daily notesは記事制作の「素材置き場」だった
- AI時代でも素材整理は人間側の役割だった
最初から完璧に書こうとしなくていい。
「今日は何をしたか」を3行だけ残すだけでも、数週間後にはかなり大きな差になる。
daily notesは、“綺麗に残すこと”より、“思考を消さないこと”のほうが重要だった。
このdaily notes運用は、Claude × Obsidian ワークフロー完全版 の一部として実践しています。他のspoke記事もあわせてご覧ください。