Cursor Privacy Modeとは|送信範囲と確認の入口
コードがどこまで送られるか不安な個人〜小チーム向けに、CursorのPrivacy Modeの意味を公式ドキュメント準拠で整理します。設定全体の見直しは別記事に任せ、本記事は送信範囲の考え方と企業利用前に確認したい項目の入口をまとめました。料金や保証は断定せず、執筆時点の画面名で案内します。
- Cursor
- Privacy Mode
- プライバシー設定
- 送信範囲
- 業務利用
- 他1
会社や客先から預かったコードを、Cursorで開いていいものか迷ったことはないでしょうか。AIに補完や提案をさせれば、そのコードがどこかへ送られているのではないか。AIエディタを業務で使い始めた人ほど、避けて通れない疑問です。
本記事では、CursorのPrivacy Modeが何を切り替える設定なのかを公式ドキュメント準拠で整理し、業務や会社で使う前に確認しておきたい観点をまとめます。「安全かどうか」を本記事が判定したり、業務利用の可否を保証したりするものではありません。なお、プライバシー以外も含めた設定画面全体の見直しは、別の記事で扱っています。
今日の結論
- Privacy Modeは「コードやプロンプトの扱い」を切り替える設定。ONにしたからといって万能ではなく、公式の説明を確認したうえで選ぶことが前提になります
- どこまで送られるかは、公式ドキュメントで読める範囲と読めない範囲を分けて考える必要があります。読めない範囲の断定は避ける
- 設定画面全体の見直しは別記事の仕事。本記事はPrivacy Modeの意味と確認事項だけを扱います
- 業務や企業での利用前には、社内ルール・公式の最新記述・プランの位置づけを確認してください。本記事が渡すのは確認の観点まで。可否の判断はしません
Privacy Modeとは|何を切り替える設定か(公式準拠)

Cursor公式のヘルプページによると、Privacy Modeは「CursorやAIモデル提供元による学習利用から、コードを守る」ための設定です。オンにすると、送信されたコードや会話がCursor側の学習データとしても、OpenAIやAnthropicなど接続先モデルの学習データとしても使われなくなります。学習利用の対象外になる。AIによる補完やチャットは、入力したコードやプロンプトをもとに外部のモデルが応答を生成する仕組みのため、処理の過程で一定の情報が社外のAIプロバイダーへ渡ることは避けられません。Privacy Modeが切り替えるのは、この「送るかどうか」ではなく、送った後にその情報がどう扱われるかという部分です。
送る/送らないのスイッチではない。設定の場所は、2026年8月25日時点で確認した範囲では次のとおりです。
- Cursorの設定画面を開く(Mac:
Cmd+Shift+J、Windows/Linux:Ctrl+Shift+J) - サイドバーの「General」を選択
- 「Privacy Mode」のトグルをオンにする
チームプランではメンバー全員がデフォルトでオンになっており、管理者が組織全体で強制する設定も用意されています。Enterpriseプランでもデフォルトでオン。個人・Proプランを含め、どのプランでも利用できる機能である点は公式ページで確認できました。
「ONにしておけば安全」ではなく、確認して選ぶ。公式の説明を確認したうえで自分の使い方に合わせて選ぶ設定、というのがここでの位置づけです。
コードはどこまで送られるか|公式で辿れる範囲と辿れない範囲
- AI機能を使うと、プロンプトとコードのコンテキストはモデル提供元へ送られる
- Privacy Modeをオンにすると、学習には使われず、ゼロデータ保持(ZDR)の契約がある、と公式に書かれている
- オフにすると、改善や学習のために保存・利用されることがある、と公式に書かれている
- 保持日数・保存場所・サーバー処理の詳細は、執筆時点の公式ページでは明記されていない
- 独自APIキーの利用など、例外は公式ドキュメント側に残っている
Cursorの公式ドキュメントでは、AI機能を使うとプロンプトとコードのコンテキストがOpenAI・Anthropic・Googleなどのモデル提供元に送信される、と説明されています。
Privacy Modeをオンにした場合、コードやプロンプトはCursor側の学習にも接続先モデルの学習にも使われず、モデル提供元との間でZDR契約を結んでいる、という記述が公式ページにあります。オフにした場合は、AI機能の改善やモデルの学習のためにコードやプロンプト、編集操作などのデータが保存・利用されることがある、とも書かれています。
保持期間の具体的な日数や、社内でのデータの物理的な保存場所、サーバー側の処理の詳細までは、本記事の執筆時点で確認できた公式ページの範囲では明記されていません。自社で使っているモデルやプランによって扱いが変わる可能性もあるため、「公式で確認」が重要です。
独自のAPIキーを使う場合はZDRの対象外になるなど、細かい例外も公式ドキュメントに記載があります。契約や条件に関わる判断をする場合は、この記事の要約ではなく公式ページの最新記述を確認してください。
Settings記事との役割分担|設定全体の見直しは別記事
Cursorの初期設定を一通り見直したい場合は、プライバシー・モデル・インデックス・自動実行の4カテゴリを横断でチェックする記事を別に用意しています。入口はCursorのおすすめ初期設定はこちら。あちらの記事ではプライバシーは4項目のうちの1つとして触れるにとどまり、チェックリストの粒度で「有効化を検討」「公式で確認」までしか扱っていません。深掘りはこちら。Privacy Modeの意味や送信範囲の考え方まで踏み込んで知りたい場合は、本記事の役割になります。
企業・業務で使う前に確認したいことリスト
Privacy Modeをオンにしただけで、会社のルール上「使ってよい」と決まるわけではありません。ONだけでは社内可否にならない。業務や客先のコードで使う前に、次のような観点を確認しておくと安心です。
- 社内でAIツールの利用に関するルールが定められているか
- 公式のプライバシー関連ページの最新の記述を読んだか
- Privacy Modeが現在ON/OFFのどちらで、誰が管理しているか(チーム・Enterpriseプランは組織側で強制されている場合があります)
- 扱っているコードの機密度がどの程度か、社内で整理されているか
このリストはあくまで「確認する項目」であり、満たせば安全と判断できるものではありません。安全判定の材料ではない。契約や社内規定に関わる判断に迷う場合は、公式ドキュメントの記載を確認したうえで、社内の決裁ルートに相談することをおすすめします。
まとめと次に読む
Privacy Modeは、コードやプロンプトの扱いをCursor側・モデル提供元側の双方で学習利用しないように切り替える設定です。切り替えの対象は「学習利用の扱い」。公式ドキュメントで読める範囲は「学習に使われない」「ゼロデータ保持の契約がある」までで、保持期間の細部や社内での運用は、公式の最新記述と自分の環境を突き合わせて確認する必要があります。公式と自分の環境の突合せが本丸。設定画面全体をまとめて見直したい場合は、Cursorのおすすめ初期設定を参考にしてください。シリーズ入口へ戻るなら、Cursor無料版シリーズの入口記事です。
本記事の内容は執筆時点(2026-08-25)の情報に基づきます。Cursor の Privacy Mode の名称・画面・データの取り扱いに関する記述は変更される可能性があります。本記事は安全性や業務利用の可否を保証するものではありません。重要な判断をされる際は、Cursor 公式ドキュメントの最新情報と所属組織のルールをご確認ください。